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【ジュニア決勝トーナメント】あじさいイーグルス、竜房台戦 [大会結果]

11月6日、日中は半袖でもいいほどの絶好のソフトボール日和のもと、新松戸西小で第82回ジュニアソフトボール大会の決勝トーナメントが開催された。 

毎年秋のジュニアはレベルの高い戦いが繰り広げられる。どのチームも夏を超えて、個々人の心技体がグンとレベルアップし、チーム全体としても仕上がってくる。
ましてや、各リーグを勝ち抜いてきた決勝トーナメントともなるとなおさらだ。ゆうかりは、春以上の成績を目標に、このトーナメントに臨んだ。

初戦は、あじさいイーグルスさん。今年は実によくあたる。

ゆうかりは、2回にダイキチのホームランが飛び出すと、ジュオン、イクト、そしてこの試合3番のカンタにもホームランが飛び出して、勝利。

決勝トーナメント、まずは初戦をものにすることができた。

日付:2016年11月6日  場所:新松戸西小
試合種類:ジュニア決勝T  対戦相手:あじさいイーグルス
TEAM
あじさい00000--0
ゆうかり0124×--7

さて、続く第二戦は、竜房台さん。
言わずもがな、今季の宿敵である。小金新人戦、春のジュニア決勝、市長杯、中央大会準決勝と悔しい思いをしてきた。
だからこそ、絶対に対戦したい相手だったし、誰もが並々ならぬ思いを抱いて、この対戦に望んでいたはずだ。序盤をロースコアで乗り切り、自分たちの実力をしっかりと発揮したい。

日付:2016年11月6日  場所:新松戸西小
試合種類:ジュニア決勝T  対戦相手:竜房台
TEAM
ゆうかり00000--0
竜房台0002×--2


先攻のゆうかり。1回の表、先頭バッターはジュオン。力みなぎる構えから、ファーストストライクを強く振ると、打球はきれいなセンター前ヒット!
やっぱり先頭打者は重要だ。このヒットで、「ファーストストライクを打つ」「強く振る」「強い当たりを実際に打ち、メンバーに、よし、いけるぞ!と思わせることができる」という仕事をしてくれた。
続く2番打者のイクトも、右方向にしっかりとゴロを転がした進塁打。ワンアウト二塁のチャンスを作る。
しかし、相手もさすがの竜房台。三番カンタ、そして4番ダイキチが打ち取られ、先制パンチならず。
でも、いける!ということを証明した。

大事な一回裏の守り。注目の初球は、アウトローのスピードあるストレートでストライク。大丈夫。コウキも一回戦に続き、調子は良さそうだ。
相手1番打者が右方向にミートするも、ライトのハルヤがライナーをナイスキャッチ!落ち着いたプレーで最初のアウトを取った。
投手がいい球を投げていると、ミートされても不思議と野手の正面に飛ぶものだ。
続く2番打者、3番打者は内野ゴロに打ち取り三者凡退。上々の立ち上がりである。

2回の表裏は、お互いに三者凡退。竜房さんはエースで中心打者を欠いての戦いだが、二番手とはいえ、エースと同格の素晴らしい投球。ロースコアの戦いになりそうだ。

むかえた3回。下位打線から始まったゆうかりの攻撃。ツーアウトから、1番ジュオンが相手エラーで出塁!こういうところから試合は動くものだ。
そして2番イクトが、イクトらしく右方向に食らいついたバッティングで右中間に落とすヒット!一塁ランナージュオンは一気に三塁へ。バックサードの間にイクトも二塁へ。ナイスヒットにナイス走塁だ。
さあ、一気に流れがきた。バッターは打撃好調でこの試合3番を任されたカンタ。
カンタはこのチャンスにもビビらず、ファーストストライクをしっかりと振った!残念ながら結果はショートゴロとなりスリーアウトチェンジ。出来れば一点欲しかったところだが、結果はしょうがない。むしろ積極的な気持ちを評価したい。

こうなるとこの裏の守りが重要だ。試合は生き物。シーソーのように勝利の女神は行ったり来たりする。
まず三回裏の先頭打者。一二塁間を破るヒット!が、ライトハルヤが落ち着いて処理してライトゴロで先頭バッターを打ち取った。
これで流れを渡さなかったかに思えたが、次打者の内野ゴロを送球エラーで出塁させてしまう。
ここが勝負所と読んだのか、竜房さんは代走を出してきた。このランナー、確かメチャ足が速い子だった気がする、、。ここは全員が一つになって守りきるのみ。
相手バッターは9番。ここでツーアウトにしておきたい。そのバッターが放った打球はまたも一二塁間へのハーフライナー、、、「落ちるか?」と思えたギリギリの打球を、セカンドショウマが柔らかなグラブさばきでナイスキャッチ!
そのまま一塁へ送球し、ダブルプレー!
ビッグプレーが飛び出した!
この打球が捕れなかったら、ワウアウト一三塁の大ピンチになるところだった。それを一瞬でスリーアウトチェンジにした。センスあふれる身のこなしには、自チーム選手ながら、いつも惚れぼれする。

さあ、これでまた試合は一層引き締まってきた。流れはイーブン。
4回の表のゆうかりの攻撃。この回の先頭は4番ダイキチ。イメージとしては、ここで一発ホームランか出てもいい雰囲気。
そして実際にダイキチは右方向に痛烈な打球を放つ!打った瞬間、ヨッシャーと思ったが、相手セカンドが、好捕。あと30センチずれていれば間違いなく右中間を抜けたホームランであった。ナイスバッティング。
結局この回は、ツーアウトからハルヤが内野安打で出塁するも、後が続かず無得点。

そして、4回裏の守り。
この回、相手バッターは1番から。
その1番打者。バチンと放った打球がセンターへ。その打球をセンターナオが落ち着いてしっかりキャッチで、ワンアウト。大事な先頭を打ち取った。
続く2番打者は竜房のキャプテン。いい選手だ。ここでベンチがタイムで間をとった。こういう場面、えてしてスイスイと投げてしまって、バカーンとやられるパターンがあるが、そこで間を取るナイスタイム。
そして2番打者をショートフライに打ち取りツーアウト。
さあ、まだ気を抜くなよ。もう一度、集中だ。
力投するコウキ。ここは長打だけを警戒。力強い投球に押された3番打者の打球は、フラフラと一塁の後ろに飛んだ。その時、一瞬、イクトとショウマの目が合った。その一瞬のお互いのゆずりあいで、落球。一目散に捕りに行っても難しい打球であったが、ちょっともったいなかった。
迎える次打者は相手4番。しかし、ツーアウト。落ち着いていけば大丈夫。第一打席は三振にとっている。
しかし、バッテリエラーでランナーを二塁に進めてしまう。
ここで、選手たち自らがタイムを要求。エラーが二つ続いたからタイムをとった、とは後の選手談だが、であれば、中央大会の時と違って、この時の選手は落ち着いていた。いつも通りのタイム要求が出来た。
さあ勝負。
そして、、、結果として相手バッターの打球は、右中間を破るライナー。ツーランホームランとなり、2点を許してしまった。
気を取り直して、次の打者はしっかりと内野ゴロに打ちとった。

気がつけば、もう最終回か、、。早い。
少し気は焦るが、つないでつないで2点以上を取るのみ。落ち込んでいる選手はいなかっただろう。
しかし、先頭打者、次打者と凡退し、ツーアウト。
そこからジュオンが執念のデッドボールで出塁するも、次打者が打ち取られ、ゲームセット。
またも、竜房さんに勝つことは出来なかった。
最終回は、誰もが、もう終わっちゃうの?と信じられない思いだったのではないだろうか。

この日の竜房さんは、エースで中軸打者の選手を欠いていた。それで負けたのだから、仕方ない。
試合内容は間違いなく一番良かった。これまでのような自分たちの実力を出せずに負けたのではなく、実力を出して、しっかりと負けた。これまでの反省は全てクリアしていた。
悔しいが、ナイスゲーム!選手をほめたい。

このゲーム、一塁ベースの後ろくらいで観ていたのだが、印象に残ったのは、ゆうかり選手の全力疾走。
誰もが内野ゴロで一塁ベースを全力で駆け抜けていた。力強くベースを踏み、実際に速かった。
一塁への全力疾走。基本的な事だが、実はその徹底は難しいものだ。
そして、もう一つ。全員がファーストストライクを強く打っていたこと。選手の積極性が感じられた。チームが一丸になっていると感じられた。リズム、テンポが良かった。
自チームを褒めすぎかもしれないが、実際に褒めたいのだ。

批評家めいたことを言えば、どちらもチャンスは作ったが、あと一本がどちらに出るかで勝敗が決まった。時の運とも言えるし、それこそが実力とも言える。
そしてやはり、エラーが関係してくるのだ。
ゆうかりはヒット3本。竜房さん1本。
ゆうかりはエラー2個。竜房さん1個。

これだから、ソフトボールは面白い。スポーツは面白い。

今大会は、竜房台さんが、春秋連覇。
虹の街さんが惜しくも準優勝。
ゆうかりは、第3位。素晴らしい成績だ。

さて、一気に気候も寒くなってきました。
また、次に向けて練習ですね。
選手の皆さん、おつかれさま。いつも夢中にさせてくれて、ありがとう。


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